Nihonbashi 1-chome Mitsui Building, Tokyo 103-0027, Japan
講演者:高梨耕作氏 (慶應義塾大学)
タイトル:変分収束と偏微分方程式によるカーネル密度推定
アブストラクト:
変分収束と,偏微分方程式によるカーネル構成への応用を述べる.一般的な問題意識として,微分作用素を含んだ目的関数は一様収束を論ずることはできない.しかしながら,より弱い問題に適した位相を用いれば,argmin収束やinfimum収束は保証できる.そのような位相として,Mosco位相に着目し,この位相のもとで,凸目的関数の法則収束を論ずる.応用例として,偏微分方程式によるカーネル関数の構成法における一致性を述べる.