*This seminar will be held in Japanese.
女子大学生のためのオンラインセミナー 「AIで世界の言語をつなぐ:多言語対応モデルのしくみ」
今回は、アメリカでMicrosoftの上級研究員として活躍する江里口瑛子さんにご講演いただきます。江里口さんの、研究分野は多言語自然言語処理(多言語NLP)および機械学習です。現在、Microsoft Translatorチームに所属し、機械翻訳システムや多言語NLPアプリケーションの開発において中心的な役割を果たしています。また、コミュニティへの貢献にも力を注いでおり、「Women in Machine Learning, Inc.」の理事を務め、機械学習分野で活躍する女性やノンバイナリーの人々を支援する活動にも力を注いでいます。
マイクロソフト入社前は、日本学術振興会特別研究員(DC1)として研究を行い、東京大学で博士号を取得しました。博士論文はアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)より第6回長尾学生賞を受賞されています。
今回、江里口さんには現在の研究や開発のお話と「研究者になったきっかけ」や「研究者を目指した理由」などをお話しいただきます。
実施日時:2025年2月27日 午後3時~4時
実施場所:理研AIP日本橋オフィス&オンライン(Zoom)
*申込時に選択ください。日本橋会場は定員が少なくなるため先着順とさせていただきます。
対象:大学に所属する女性(学部生にもわかりやすいような内容です。)
*高校生、男子大学生、保護者の皆さんの参加も歓迎いたします。
*研究内容を詳しく知りたい方は、英語でのセミナーになりますが、2月26日にZoomでセミナーを開催しております。そちらのご参加もご検討ください。
【江里口瑛子さんより】
私の専門は、自然言語処理と機械学習です。テキストデータを対象に、機械翻訳モデルや固有表現抽出などの複数の言語を扱う多言語機械学習モデルの研究・開発に取り組んできました。これまで、1つのモデルで異なる言語データを効率的に学習させる方法や、既存の多言語モデルを他の自然言語処理タスクへ転移させる方法を研究してきました。また、開発した製品向けモデルを実際にシステムデプロイする際の技術的課題に対して解決策も提案してきました。最近では、主要な言語(英語など)でのみ学習された生成AIモデルをどのように効率的に多言語対応・拡張するかに関する研究を行なっています。
Public events of RIKEN Center for Advanced Intelligence Project (AIP)
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